2011年6月17日金曜日

100キロ圏汚染マップ&米国NRCが退避勧告

文部科学省は福島第一原子力発電所から100キロ圏内の放射能汚染図を公開しました。また、米国NRC(原子力規制委員会)は、現在も放射性物質の放出が続いるため、80キロ圏の退避勧告を継続すると発表しました。

本来原子炉の燃料棒の中にあるはずのウランやプルトニウム、ストロンチウム、キュリウム、アメリシウムなどが環境中に放出されており高温の核燃料が原子炉建屋の底に穴を開けた可能性が指摘されています。


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【原発】米NRC委員長 80km圏外への退避勧告継続(11/06/17)

出典 テレ朝
アメリカのNRC=原子力規制委員会は、日本在住のアメリカ人に出している福島第一原発から80キロ圏外への退避勧告を継続する考えを示しました。


福島第一原子力発電所から100キロ圏内の線量測定マップ
出典 文部科学省
原発から60キロほど離れた伊達市内や福島市内でも空間線量の高いホットスポットがある。



福島第一原子力発電所から100キロ圏内のセシウム134,137の地表への蓄積量
チェルノブイリ原発事故では550KBq/㎡以上の地域では避難の対象となった。セシウムによる土壌汚染は100キロ圏外の那須塩原まで広がっている。


静岡県の一番茶(製茶)も汚染された
出典 厚生労働省
生産者は風評被害としての対応ではなく実害としての補償を望んでいる。



福島の海藻から放射性ヨウ素131
出典 厚生労働省
アラメから発がん性が明白な放射性ヨウ素が検出された。放射性ヨウ素の半減期は短いため原子炉が再臨界した可能性が否定できない。

 

原子炉格納容器は壊れている!
出典 東京電力
原子炉と格納容器が壊れて有毒なプルトニウムとストロンチウムが飛散している。



原子炉建屋に穴が開いている!
出典 東京電力
ストロンチウムが海水や地下水から検出されており、核燃料が地下水と海に漏れつつある。

参考
福島第一原子力発電所タービン建屋付近のサブドレンからの放射性物質の検出について
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11061206-j.html
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110612k.pdf
もうダメだ…福島の海も川も水道も…汚染水決壊カウントダウン (ゲンダイネット)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_fukushima2__20110617_73/story/17gendainet000147446/
福島原発「メルトスルー」どころじゃない!建屋突き破って地下めり込み
http://www.j-cast.com/tv/2011/06/16098589.html


ウラン、アメリシウムとキュリウムも検出!
核燃料が空中に飛散している。
出典 東京電力



原発事故の収束はほど遠いようだ
出典 東京電力
半減期の短い放射性ヨウ素131が今も高濃度で検出されており再臨界が続いている可能性は否定できない。




コメント

アメリカのNRC=原子力規制委員会は、日本在住のアメリカ人に出している福島第一原発から80キロ圏外への退避勧告を継続する考えを示した。

文部科学省の調査でも原発から60キロほど離れた伊達市内や福島市内でも空間線量の高いホットスポットがあり従来の避難区域の設定では不十分だ。

原発から100キロ圏外にある那須塩原でもセシウムによる土壌汚染が見られる。セシウムは遠く離れた静岡県の一番茶(製茶)も汚染した。生産者は風評被害としての対応ではなく実害としての補償を望んでいる。

福島の海藻(アラメ)からは発がん性の明白な放射性ヨウ素が検出された。

原発敷地内の土壌や海水、地下水から毒性の強いプルトニウムやストロンチウムが検出されており汚染は徐々に広がりつつある。メルトダウンした核燃料は海や地下水に漏れ出しているようだ。

ウラン、キュリウム、アメリシウムも検出されており核燃料そのものが環境中に放出された。

半減期が短い放射性ヨウ素131が今も検出されることから、原子炉が再臨界した可能性を否定できず事態の収束にはほど遠いようだ。





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