2011年5月10日火曜日

5月8日放出された放射能は仙台盛岡方面に流れた模様

5月8日放出された放射能は仙台、盛岡、北海道方面に流れた模様です。また、東京電力が行った3号機使用済核燃料プール水の分析により大量の放射性ヨウ素が継続して放出されていることが明らかになりました。妊婦と子供は疎開するか、放射能に汚染されていない地域で収穫された安全な食品を食べて下さい。


放射性ヨウ素は子供の甲状腺がんの原因です。
出典 東京電力
チェルノブイリ事故後の甲状腺がん症例数の増加を示したグラフ
低年齢の子供たちは被ばくによる影響を受けやすい。


3号機の温度上昇は核分裂が原因だった?
3号機の温度上昇が続いています。
このまま温度が上昇すれば危険なことは素人でも判ります。
しかし温度上昇の原因が問題なのです。

本日、3号機使用済燃料プールから「セシウム136」が検出されたと発表されました。
セシウム134とかセシウム137というのは何度も発表がありましたが、「セシウム136」が検出されたことは別の意味を持っています。これは半減期が13日と短い物質です。半減期が8日のヨウ素131も見つかっています。これらは核分裂で大量に生成される物質ですから、核分裂停止後は時間の経過とともに消滅していくはずです。現在でも検出されるということは3号機で核分裂が続いている可能性が否定できません。

参考
福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プール水の分析結果について
( 平成23年5月10日 東京電力株式会社 )
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110510k.pdf


5月8日早朝に行われた放射能放出動画


放射能は仙台、盛岡、北海道方面に流れた。
放射能の放出は終わっておらず、
政府の指示を待たずに逃げた方が良い。


3号機使用済み燃料プールの映像公開
3号機は高濃度のプルトニウムを含むMOX燃料を使用していた。
5月8日に撮影された3号機のプールには核燃料が全く見えなかった。

東電によると、プールの水は8日、注水用のコンクリートポンプ車で採取した。放射性物質濃度はセシウム137が1立方センチ当たり15万ベクレルと最大で、セシウム134が同14万ベクレル、ヨウ素131が同1万1000ベクレルだった。2号機の燃料プールとほぼ同じ傾向で、原子炉内の水の1000倍の濃度という。

時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110510-00000119-jij-soci



3号機使用済核燃料プール水の分析結果
放射性ヨウ素の放出が続く
5月8日に採取された3号機使用済核燃料プールの水の分析結果である。半減期が短いヨウ素131とセシウム136が検出されており3月14日に起きた3号機の爆発事故後も核分裂が続いていることを疑わせる。プール水に含まれるヨウ素131は11,000Bq/㎤ ( 1100万Bq/L )という恐ろしく高い濃度である。


5月10日、放射能放出後の3号機と4号機の映像
4号機は建屋全体が右に傾いてきた。
昨日の写真よりはっきり見える。

5月8日 放射能放出直後の映像
4号機建屋が傾き始めている。
放射能放出時の粉じんによる影響のためか画面がかすんでいる。


コメント

5月8日早朝に大量の放射性物質が放出された。この模様はライブ中継され、インターネットでも確認することができる。映像によれば大量の放射能を含んだ煙は仙台・青森方面に向かったと思われる。また、5月8日に採取された3号機使用済燃料プール水の分析では半減期の短い放射性ヨウ素131などが大量に検出されており現在も核分裂が続いている可能性が高い。政府や東電の発表はどうであれ再臨界している可能性が高い。

東京電力が行った3号機使用済核燃料プール水の分析では大量の放射性ヨウ素が継続して発生していることを裏付ける。

妊婦と子供は疎開すること。疎開できなければ放射能に汚染されていない地域で収穫された安全な食品を食べて下さい。

疎開するなら原発から80Km離れてください。

参考
妊婦と子供を疎開させるなら原発から80Km離れてください。







 


1 件のコメント:

  1. 「半減期が短いヨウ素131とセシウム136が検出されており3月14日に起きた3号機の爆発事故後も核分裂が続いている」との考えは適切では無いです。

    半減期8日のヨウ素131は64日(半減期の8倍)では256分の255は消えますが、256分の1は残ります。半減期13日のセシウム136は65日(半減期の5倍)では32分の31は消えますが32分の1は残ります。

    3/11までの通常運転で発生したヨウ素131やセシウム136が現在も原子炉内に残っていることは正常なことであり、原子炉の機密性が保たれてない(これはこれで大問題ではあります)現状において、ヨウ素131やセシウム136が検出されることは、核反応の継続を前提としなくとも、十分に説明可能であり、現在ヨウ素131やセシウム136げ検出されることをもって、「核分裂が継続中」と疑うことは合理的では無いです。

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