2011年5月2日月曜日

4月21日付「3号機の使用済核燃料プールの底が見える」の画像を修正


3号機建屋海側の壁の損壊状況についてコメントがありましたので画像を修正します。

3号機の使用済核燃料プールの底が見える(4月21日)
http://phnetwork.blogspot.com/2011/04/blog-post_21.html

なお元の記事はコメントで補足されているので変更せずそのままにしておきます。

海側から見た3号機
3号機を海側から見た写真です。3号機建屋では2階部分の屋根が海側に飛び出ていましたので、これを考慮して柱に黄色いラインを引いていきます。海側から見た3号機の柱は一部天井部分まで残っているようです。右上に設計図をペーストし、同じ部分を黄色く着色してあります。海側から見ると5階部分だけが崩れたように見えます


反対側から見た3号機
5階部分(黄色いライン)のフロアが一部崩れており、天井部分まで残った柱は海側だけであることが判る。4階(赤いライン)のフロアが見えています。4階でもフロアの一部が崩れ、青い円内に3階のフロアが見えるようです。


2号機側(北西)から見た3号機
やはり5階フロア(黄色いライン)の一部が壊れ、損傷は4階(赤いライン)まで及んでいるようです。青い円内の損傷は特にひどく3階部分まで損傷が及んでいるように見えます。動画は下記参照下さい。




外観から見た損傷範囲
3号機の外観から5階フロアの設備は全壊しています(黄色いライン)。建屋の北西部分では5階フロアが崩れ落ちており、4階の設備も被害を受けています(赤いライン)。3階の天井や壁が崩壊している箇所もあるように見えます(青い枠内)。以上より、3号機の建屋を南から見ると黒の点線から上部が損傷を受けたようです。ただし、正確なラインは引けません。
外見上は少なくとも3階の一部にも損傷が及んでいるようですが、3階部分がどの程度の損傷を受けたかは不明です。


コメント
 
公式発表では3号機は5階部分だけが損壊したとされていますが公開されている写真からは、少なくとも3階部分にも被害が及んでいるようです。ちなみに3号機の内部映像(下)では1階部分も破損しています。防衛省が撮影した動画「平成23年3月27日 福島第1原発状況」(上記の動画)では、映像が削除(カット)された部分が多々あり、未公開の映像があるようです。

原発作業員や政府、保安院も正確な損壊状況を把握しているのでしょうか? とても心配です。

よかったら下記の記事もご参考下さい

3号機は1階の壁や天井にも穴が開いている
爆風で開いたドア(青枠)の上方の天井に穴(黄色の円内)が開いており鉄筋が見えている。
3号機1階の壁には穴(黄色い円内)が開いており鉄筋が見えている。


3号機内部ロボット撮影で「天井や壁に穴」
http://phnetwork.blogspot.com/2011/04/blog-post_27.html

放射能汚染の最大の原因は3号機の穴か
http://phnetwork.blogspot.com/2011/04/blog-post_24.html

3号機の原子炉上部から白煙が出ている
http://phnetwork.blogspot.com/2011/04/blog-post_2030.html

0 件のコメント:

コメントを投稿