2011年4月23日土曜日

福島第一原子力発電所1号機の原子炉圧力上昇続く

福島第一原子力発電所1号機の原子炉圧力が上昇を続けています。


1号機原子炉圧力
原子炉圧力にはAとBがあり、上昇を続けているのは原子炉圧力(B)です。原子炉圧力(A)は変動しなくなったので圧力計(A)は故障した可能性があります。


原子炉の最高使用圧力は84kg/cm2g
原子炉の圧力が上昇を続けている理由はメルトダウンした燃料が再臨界を起こして熱を発しているからでしょう。設計上は(MPaに換算して)約8.3MPaまで耐えられるようですから直ちに爆発の危険は無いと思われます。しかし、1号機は水素爆発を起こしており、原子炉格納容器に損傷があると思われます。原子炉圧力容器も損傷している可能性を否定できず、最高使用圧力の約8.3MPaまで耐えられるかどうかは不明です。

参考
1号機なお200度以上 2号機水漏れ 原子炉冷却難航
地震後、1~3号機の原子炉圧力容器内の温度はいったん300~400度まで達した。5日午前6時現在、2号機は原子炉圧力容器上部で142度、3号機は85度(底部は114度)という値になっている。しかし1号機はなかなか温度が下がらず、3月23日にも400度を示した。その後は次第に下がりつつあるが、5日午前6時現在で、234度と依然として高い状態が続いている。
朝日新聞2011年4月5日12時53分

参考
1号機は爆発するのか?

放射能は避けるべき
福島の土壌からプルトニウムやストロンチウムが検出されたという報道がなされています。母乳からも放射能が検出されたそうです。しかしながら同時に「直ちに健康影響はない」と報道されています。このまま1号機の圧力上昇が続けば、今度は原子炉本体が爆発して多量の放射性物質が放出されると予想されます。今後、より多くの放射能を浴びる可能性がありますので現時点では被ばくを最小限に留めるよう努力してください。

参考
母乳の放射性物質、実態調査へ=茨城、千葉でヨウ素検出受け-厚労省
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011042100706
微量のプルトニウム、また検出…福島第一原発
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110422-OYT1T00947.htm



放射能(被ばく)は避けましょう



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